現代に残る唯一の、「植民帝国」

 

第二次大戦の結果、欧米列強の植民地は解放され、

アジア・アフリカの諸地域は独立国となり得たが・・・

 

共産主義圏では、諸民族がソ連に併合された状態であった。

 

しかし1991年のソビエト連邦解体後、

中央アジアの諸国は独りすることを得た。

 

しかし、チベットや東トルキスタン・南モンゴル・満州は、

中国の内戦である、「国共内戦」の勝者である中国共産党によって、

第二次大戦後に植民地とされ、今日に至っている。

 

共産中国は、現代に残る唯一の、「植民帝国」である。

 

その様な前時代そのままの国に、

日本の過去の、「軍国主義」・「帝国主義」を批難される謂れはない。

 

日本は正しい歴史観で次世代を教育すべき―中国

 CRI online   2023330()

中国外交部の毛寧報道官は、「日本は教科書検定において、歴史と領土に関する問題で姑息な行動をとっている。われわれはこれに重大な懸念を抱いており、日本側に厳正な申し入れを行った」と述べました。

 

〇 易姓革命の国は、前時代を全否定する、共産党の中国も、前政権を全否定しつつ歴代王朝の版図を自国の領土と主張する。

ご都合主義も極まりない。

 

その様な国に、歴史と領土問題で云々される謂れはない。

 

中国外交部の毛寧報道官は29日の定例記者会見で、「日本は教科書検定において、歴史と領土に関する問題で姑息な行動をとっている。われわれはこれに重大な懸念を抱いており、日本側に厳正な申し入れを行った」と述べました。

日本の文部科学省は28日、小学校向け教科書の検定結果を公表しました。報道によると、日本側の一方的な領土主張を宣伝し、強制連行の歴史的事実を歪曲し、朝鮮半島を植民地支配した際の蛮行を覆い隠した内容の教科書が認められたということです。

 

〇 日本国は神武建国以来2683年の歴史を、御皇室を中心に紡いできた国であり、歴史は、厳然として継続している。さらに、明治維新以後は、「国際法」を順守して今日まで歩んでいる。

 

  また、国際法の根本である他国の内政問題に介入しない。

中国の主張は限りなく内政不干渉の国際法の原則に反している。

(教科書検定は限りなく内政問題である)

 

毛報道官はこれについて、「教科書検定において、言葉遊びによって史実をあいまいにし、歴史の罪を薄めて逃避するのは、日本側が自らの侵略の歴史を否定し、歪曲する際の常套手段だ」と指摘しました。

 

〇 歴史認識は各国ごとに異なる場合が多い。

 

大日本帝国の、「台湾統治」は国際社会で高く評価され、台湾住民にも評価されているが。 同様の方針で統治した朝鮮半島では逆の評価である。

 

中国共産党は、「排日の主体」と自賛しているが、

支那事変(日中戦争)の主体は中華民国(国民党軍)であることを認めない。

其れこそ“歴史捏造”の極みである。

 

毛報道官はその上で、「日本軍国主義による侵略戦争は、被害国の人々に計り知れない苦痛をもたらした。労働者の強制連行と奴隷化は日本軍国主義が犯した重大な犯罪だ。釣魚島その付属島嶼は古くから中国固有の領土であり、日本側が教科書をどう書こうとも、釣魚島が中国に属するという事実を変えることはできない」と改めて強調し、日本はアジアの隣国と国際社会の懸念を重視すべきであり、アジアの隣国と国際社会からの信頼をさらに失墜させないよう、正しい歴史観をもって次世代の教育を行わなければならないと述べました。

 

〇 中国では、徴兵を法的手続きに依らず、「拉致」に依ることは、国民党軍・共産党軍共に“常套手段”であったようである。

日本軍は中国国民党軍及び八路軍(共産党軍)の捕虜を労働に従事せしめたことはあるが・・・

中国共産党は、朝鮮戦争に於いて、国民党軍捕虜を戦線の前面に配置し“死兵”とした。

日本軍に在ってはその様な残忍な作戦は皆無である。

(大日本帝国は、戦時に在っても、

台湾人朝鮮人に対して、「徴兵令」は施行しなかった)

 

尖閣諸島は、歴史的に見れば、「無住の無人島」であったが、

近代に至って尖閣諸島で日本人に依る、「鰹節工場等」が操業したことを受け、

大日本帝国政府は国際法の手続きを経て日本領土とした経緯がある。

 

国際法では、日本が領有宣言をした1895年時点で、関係国は“異論”を申し立てなければならないが、大清帝国から異論はなかった。

中国共産党の領有権の主張は、日本政府が領土編入を宣言した1895年から70年を経た190年の事である。

 

(抑々、大清帝国は、「海禁=鎖国」を国策としており、

台湾への渡航も禁止していたのであるから、

  絶海の孤島・尖閣諸島などに関心は無かったはずである)

 

近年、海南島は開発が進んでいるようだが、日本が清国から台湾を割譲された当時の台湾は、フォルモサ(麗しの島)とは名ばかりの、「瘴癘の地」であった。

 

大日本帝国は50年の歳月と日本の国税をつぎ込んで、台湾を文字通りの「麗しの島」に変貌せしめたのである。

 

大日本帝国は、ポツダム宣言に従い、台湾を清国に返還するはずが、清国は存在しなかったがために、“放棄”し、

連合国内の申し合わせで、米国が台湾を占領することとなった。

米軍は直接台湾を占領せず、中国国民党軍が米国に替わって代理占領し、

その後、中国国民党“独裁”の中華民国となり、

李登輝総統による民主化により、民主主義国・中華民国として現在に至っている。

 

これが台湾に関する真実の歴史であり、中国共産党政権は、台湾を“一秒”も統治した実績を持たない