“欲しがりません、勝つまでは”は、大東亜戦争時の標語だ!

しかし、諸物資に優先して軍需物資は生産された。

戦には武器と軍需品が必要であるからだ。

 

今、伝染病のパンデミックとの戦いにあって、

必要なのは、何なのか?

国民一人一人が考える必要がある。

 

それなくして日常生活の変化を嘆き、政府を非難しても始まらない。

 

きのうの韓国の感染者数、中国より多かった

朝鮮日報日本語版 228()  

 

 韓国内の新型コロナウイリス感染症の一日新規感染者数(確定例)が27日、初めて中国内の新規感染者数を上回った。疾病管理本部は同日、韓国内の新型コロナウイルス感染者数が前日に比べ505人増えたと発表した。一方、中国国家衛生健康委員会などによると、中国は同日の感染者数が441人の増加にとどまったとのことだ。

 

〇 日本と韓国、中国は国家体制も違い、疾病に関する検査体制も大きく違い罹患者数だけで比較することは早計だが・・・韓国の一日の罹患者が中国の罹患者を超えたことは驚きと共に、日本や韓国のパンデミックを避けえない地理的条件を思い起こさずにいられなかった。

狭い国土に多くの人間がひしめく「人国密集」の国家の悲劇である。

日本や韓国を新型コロナウイリス(武漢肺炎)の被災地として訪日、訪韓していた中国人が帰国の途に就いているという。

一か月前まで、この様な“悲喜劇”を観るとは夢にも思わなかった。


 韓国内で一日に発生した新規感染者数が中国内の新規感染者数を超えたのは初めてで、韓国はこの日、世界中で最も多くの感染者が発生した国になった。韓国内では大邱市を中心に感染確定判定が急速に増え、中国内の新規感染者数を上回った。同日の地域別新規感染者数は大邱市が422人で全体の83.6%を占め、以下慶尚北道(28人)、京畿道(11人)が続いた。

 

〇 武漢肺炎発生直後、中国政府は発生地「武漢」を放置し、発生から1カ月を経過した後「武漢を“封鎖”」した。日本及び韓国政府は、中国政府を“忖度”し、中国人の入国制限を行わなかった。

「武漢」や「浙江省」からの入国を禁止したのも中国の都市封鎖に追従したものであった。

共産党が独裁する中国であるから都市封鎖も命令一つで実行できるが、日本や韓国ではそのような緊急措置は取れない。

であるから初期の対策が重要であるということであり、「万丈の堤も、アリの一穴」の故事が現実化されるということだ。

「大邱パンデミックは起きるべくして起きた」と言うことも可能だ。

そして中国は、韓国人の入国を制限し始めた。

習近平は、文在寅の“忖度”に対し、韓国をスケープゴートにすることで報いたのである。


 外信によると、世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長は26日(現地時間)、「初めて中国以外の新規感染者数が中国内の新規感染者数を超えた。特に、イタリア、イラン、韓国で急増しており、深く懸念している」と述べた。26日のWHOの統計によると、感染者数は中国が1位を記録し、次いで韓国、イタリア、日本、イランの順になっている。

 

〇 安倍晋三は、自らの意志で、「集会等の開催自粛」を要請したが、続いて「全国学校一斉休校」を要請した。

この決定は、社会的な多くの混乱と、国民の困惑を呼び起こすことは当然視される。

ある記者は麻生副総理に対し「休校に伴う経費負担」について質問し、麻生副総理に「つまらないことをきくね~」と言外に侮辱された。

今日の日本では、武漢肺炎のパンデミックを予防することが一番重要なことであって、予防策に伴う混乱、特に経費面での必要性など“些事”であることがなぜ記者は理解できない。

質問は、全体を見てすべきであり、一部にスポットを当てて、答えを期待しても、期待する答えは得られない。

我々国民は、(政府が行う)武漢肺炎防御策は、

「政治・経済・文化すべてにハレーションを起こし、日常生活にも不便を惹起する問題である」という本質を理解して取り組まなければならない。